研究テーマ

  • 研究課題

  • 膠芽腫に対する放射線治療における適応放射線治療の有用性の検討
研究の目的と意義
脳腫瘍に対する30回の放射線治療は2段階に分けて行なっています。20回目までの放射線治療は、MRI (磁気共鳴画像法:磁場を用いた画像検査で脳の画像検査では主に用いられます。)で異常信号(T2強調画像と言われる撮影法で白く写る範囲)の範囲に広めに照射を行います。残りの10回は造影剤で白く染まって見える範囲に照射を行います。これらの照射範囲は、一般的には、放射線治療を行なう前に撮影されたMRIに基づいて決定されます。その場合、正確に予定通りの放射線治療を行なっているにも関わらず、照射期間中に脳の形や造影剤で染まる範囲が変化することによって、腫瘍に十分な放射線が照射されない可能性があります。本研究ではその影響を少しでも抑えるため、治療期間の途中で造影MRIを撮影し、残り10回の照射では治療期間途中の造影MRIで染まる範囲に照射を行ないます(適応放射線治療:照射期間中の体の構造の変化に応じて放射線治療の照射範囲を適宜調整することを適応放射線治療と言います)。これを行なうことによって、腫瘍への放射線の量を保つことと、逆に放射線の量を低く抑えたい部位をより確実に守ることできるようになると期待できます。
研究の対象
開頭摘出術で脳腫瘍(膠芽腫)と病理学的に診断され、放射線治療を行う患者様です。
方法
放射線治療用のCT撮影を行なう日または前日に造影MRIの撮影を行ないます。そのMRIを基に放射線治療計画を行ないます。放射線治療は30回を予定しますが、20回目の放射線治療が終わる前に再度MRIを撮影します。残り10回の放射線治療は、治療開始前に撮影したMRIと治療期間中のMRIの両方を参考にして、腫瘍に過不足なく放射線が照射されるように再計画を行ないます。
研究への参加と個人情報の保護について
本研究への参加を拒否されても何ら不利益は生じません。画像データは院内サーバーおよび治療計画装置へ転送し、保管します。プライバシーの保護および人権保護には最善を尽くします。

研究機関・問い合わせなどの連絡先

熊本大学医学部放射線治療科  松山 知彦
予約096-373-5973 受付時間:月~金 8:30~17:15
外来096-373-5755 受付時間:外来診療日 8:30~17:15
※ただし、祝日および当院の休診日は除きます
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