研究テーマ
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研究課題
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臨床病期I期(T1-2aN0M0)非小細胞肺癌に対する体幹部定位放射線治療後のUFTによる維持療法の安全性確認試験(先進)
- 研究の目的と意義
- 臨床病期I期(T1-2aN0M0)の非小細胞肺癌に対する標準治療は手術です。しかし、多くの患者様が高齢・合併症などにより手術を受けることができず、根治的放射線治療を受ける必要があります。I期肺癌への根治的放射線治療としては、放射線を病変部に集中させ高い精度で治療を行う定位放射線治療が施行され、有望な治療成績を示していますしかし、肺癌は全身病でもあり、定位放射線治療後に照射野外に再発する例が少なくありません抗癌剤により再発の可能性を抑えることができれば、生存率の向上が得られると考えられます。この研究では、肺癌に対して一般的に用いられているユーエフティの内服を、定位放射線治療後に内服していただき、その副作用の程度を調べ、治療の可能性を探ります。
- 研究の対象
- 対象は、早期の非小細胞肺癌に対して定位放射線治療を受けた患者様です。
- 研究の方法
- 定位放射線治療終了後、2年間ユーエフティを内服していただきます。治療の期間中は、定期的に血液検査などを行い、安全性についての評価を行います。この試験の研究組織は九州肺癌研究機構であり、当院を含め14の病院が共同で行うものです。
- 研究への参加と個人情報の保護について
- 本研究への参加を拒否されても何ら不利益は生じません。なお、プライバシーの保護および人権保護には最善を尽くします。
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