研究テーマ

  • 研究課題

  • 競合リスク解析を用いた放射線治療の局所制御効果の評価法(倫理)
研究の目的と意義
癌への放射線治療の直接的な目的は、照射部位の腫瘍のコントロール、すなわち局所制御
です。多くの癌腫について、局所制御が全身的な腫瘍制御へとつながり、ひいては生存期
間の延長へとつながると期待されます。しかし、放射線治療の有効性の直接的な指標であ
る局所制御効果をいかに統計学的に解析するかという点で、合意は存在しません。本研究
の目的は、有用で妥当な統計解析法について考察し提案することです。
研究の対象
2007 年9 月~2013 年5 月にJCOG(Japan Clinical Oncology Group、日本臨床腫瘍研
究グループ)0701(T1-2N0M0 声門癌に対する放射線治療の加速照射法と標準分割照
射法のランダム化比較試験)に過去に参加された方
方法
放射線治療計画時に撮像したSPECT画像を使用し、線量機能ヒストグラムパラメーターを計算します。線量機能ヒストグラムパラメーターと線量体積ヒストグラムの比較を行います。また、線量機能ヒストグラムパラメーターをもとにした放射線治療計画を行い、従来法と比較することによってパラメーターを改善することができるかを評価します。
研究への参加と個人情報の保護について
本研究への参加を拒否されても何ら不利益は生じません。プライバシーの保護および人権保護には最善を尽くします。

研究機関・問い合わせなどの連絡先

熊本大学医学部放射線治療科 
予約096-373-5973 受付時間:月~金 8:30~17:15
外来096-373-5755 受付時間:外来診療日 8:30~17:15
※ただし、祝日および当院の休診日は除きます
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