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MASCC 2018 annual meetingに参加しました

昨年の日本放射線腫瘍学会学術大会での口演発表をご評価いただき、学会から発表補助をいただき、2018年6月28日-30日にウィーンで開催された、Multinational Association of Supportive Care in Cancer (MASCC)2018 annual meetingに参加させていただきました。開催場所はアメリカとヨーロッパで持ち回りとなっているようです。今年は参加者約1200人、医師の参加者が最も多く、約400人が看護師さん、とのことでした。

私は、3施設で302例登録した、放射線治療の疼痛緩和効果を調べる前向き観察研究(Saito T, et al. Predictors of Pain Palliation After Radiation Therapy for Painful Tumors: A Prospective Observational Study. Int J Radiat Oncol Biol Phys2018;101:1061-8)のデータを用いた副次的解析を2題発表しました。演題名はそれぞれ、A Neuropathic Pain Component as a Predictor of Improvement in Pain Interference after Radiotherapy for Painful Tumors: A Secondary Analysis of a Prospective Observational Study.(論文:Saito T, et al. Clin Transl Radiat Oncol2018;12:34-9)、Predictors of the Predominance of Non-Index Pain after Palliative Radiation Therapy for Painful Tumors(論文:Saito T, et al.Adv Radiat Oncolin press)です。

学会では緩和的放射線治療が、緩和医療関連の学会の中で必ずしも十分な存在感を持っていないかもしれないと感じました。良質の学会発表、論文発表を積み重ねていくのが何よりの打開法と信じて努めて行きたいと、思いを新たにしました。

初めてのヨーロッパ訪問でしたが、ウィーンは大変美しい街でした。学会参加中に診療を代わっていただいた先生方、貴重な発表の場をいただいた学会のご関係の皆様に、心より御礼申し上げます。

 

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斉藤

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